P 125/151
俺の人生では…って言ってもまだ23年しか経ってねーけど、その今まででは俺を馬鹿にする人間ばかりが周りにいた。
馬鹿にするやつみんな殺してやりてえけど、俺はそこまで馬鹿じゃねえ。信頼された事もあったし、護りたいやつもいた。昔は、な。
今は…どうだろな。俺、何で生きてるんだろとか、そんなくだんねー事ばっか考えてる。
――――――――――――――
ベルの野郎はリツカの護衛に向いているとは思えない。ルシファーの家でも何度かあったが、また倒れた。ここがリツカの病室で、つまりはここが病院だからとくに慌てる事もなく、どっかに運ばれて行った。
持病があるとか言ってたような気もする。でも健康管理が悪いせいだろ。あいつに銃を持たせてて、大丈夫かよ?そもそも持ちたがってないみたいだしよ。
「サタン、人の話聞いてんのー?」
「…ああ、聞いてるよくそ女」
「くそ男」
目の前にいるベルゼブブが何か言っていたが、俺が生返事をしたところ噛みついてきた。文字通りの意味で。
「いてえな!お前ふざけんなよ!」
「ふざけてない!真剣!」
「二人ともいい加減にして…、リツカが起きてしまうわ」
←* | top | #→
▽ Dog-ear ??
SCHNEEWITTCHEN