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舞良はなすがままに台に立たされ、身ぐるみを剥がれた。
普通の客にはこんな事しないだろうに、響は楽しそうにむちゃくちゃしていた。
下着姿にされた舞良は肩幅を測られたり、色々試着しながら店の事を聞いた。
「この店はBELTA本店よ、会社は別にあるんだけど、言うなればここはBELTA一号店、
この人は開業当初からここで働いてる篠崎さんよ。今はここの支店長さま」
「よろしくお願いします、坊っちゃん」
「いやあの俺自体は大した人間ではないのでそんな…」
「お嬢様のお友達とあらば私には大切な方でございますよ」
篠崎は絵に書いた様な紳士的な笑顔と口調で舞良に言った。
舞良がつられて微笑み返していると突然響が、あ!と声を上げた。
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CINDERELLA STORY