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黙って聞いていた青い顔の舞良は、そこで話すのをやめた響を見ずにしどろもどろでコメントをした。
「それは…曖昧だと思う、よ?多分…」
「ここでこの話が終わりだったら私もマイロに深刻な顔して言わないんだけどね…」
「終わりじゃないの!?」
「昨日も会ったの、たまたまだったんだけど美容室で」
「あ、そういえば髪色変えたね、赤みがかってて…」
「そうなの、似合う?カットもしたんだけどマイロ気付かないんだから」
「っていや、じゃなくて」
響はため息をついた。
「それで出る時間も一緒だったから流れでお茶したり買い物したりカラオケ行ったり…」
「凄い普通に遊んだんだね…」
「だってレン君が普通だったから…かなり気が合うから楽しくて」
響は再び話し始めた。
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CINDERELLA STORY