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「そうなんだ、それはカッコいーね。じゃ、ヤスがどんな人間でも構わないんだ」
「ううん、マイロが教えてくれた事とか今日会った雰囲気ではむしろ私にはもったないくらいな感じ、凄くかっこいいのに」
「じゃあ同じ顔してる俺もかっこいーい?照れるなー」
「顔は確かに同じだけどレン君の方が素敵だよ、髪型とかピアスがお洒落。ヤスさんじゃなくてレン君だったらよかったのにな」
「何、告白ー?そんな事言ったら横恋慕しちゃうよー?」
「冗談だよ」
「キッパリ!ナリちゃんいい度胸してるね、俺モテモテなんだよー?」
「知ってるよ、帰る時レン君の女の子達に睨まれたもの。怖かった」
「レン君の女の子達って、それどういう意味で言ってるのー?こう見えて俺ヤスみたいに軽々しく寄って来る子誰とでも…」
瞬時にまずい事を言いかけたと気付いた恋はフリーズした。
響は何と無くその先に気付いていたが、気付いてないフリをした。
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CINDERELLA STORY