下書き@@


「そうやればオトせるって教えられたの?」クスクス

麗華
「……」


「ホントは気持ちヨくなんてないでしょ」


 麗華はどんどんと泣きそうな顔になっていく。



「答えてくれないとここでやめるよ?」

麗華
「……!」


「続き…シて欲しい?」



気持ちヨくない、なーんて訊く客居ないだろうな。


遊廓に通う奴なんて、皆自分が相手をよがらせてるんだって、優位に立ちたいだけなんだろーから。


何が楽しいんだか…寂しい奴らだねぇホント。



麗華
「………っ」


「泣いてちゃわからないでしょ。どうしたいの」


 ぼろぼろと涙を零す麗華は突然奏のベルトに手をかけた。



「こらこらこら;;;ダメでしょ」メッ

麗華
「………」グス…


「続きシて欲しいの?」

麗華
「………」コクン


「麗華君はセックス好き?」

麗華
「………」コクン


「嘘」

麗華
「………」ウウン


 どうしてそんな意地悪を言うのか、と言いたげな麗華の瞳。その顔はどんどんと悲痛なものに変わっていく。



「相手を悦ばせないとお母さんに怒られる?」

麗華
「……!?」


「麗華君にはそれが好きか嫌いかなんて判ってないでしょ。でも叩かれるのは痛いからイヤだ」
 

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