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龍司
「と、それでは本題に入りましょう」

大鷹佐
「おぉ、そうだな」

龍司
「彼女は僕のクライアントで宮下晴子さんです。そして問題が隣の彼、四宝院麗華君です」


 龍司が紹介をすると、大鷹佐の目が鋭くなった。


大鷹佐
「四宝院グループの飼いネコか」

晴子
「飼い猫?」

龍司
「動物の猫ではないよ」

晴子
「???」


 訳がわからない顔をしている晴子に大鷹佐は龍司を見た。


大鷹佐
「彼女に説明は?」

龍司
「まだです。晴子ちゃんが訪ねてすぐにこちらに連絡をしたので」

大鷹佐
「そうか。晴子ちゃん、と呼んでいいかな?」

晴子
「!は、はい」

大鷹佐
「うん。晴子ちゃんは彼とどこで知り合ったんだね?」

晴子
「えっと…」


 晴子はゆっくりと事情を説明した。


大鷹佐
「ほう。では彼は君の家の前で倒れていて、それを保護したと」

晴子
「はい」

大鷹佐
「……。雅臣は居るか」

八雲
「いえ。ですがそろそろ帰宅する頃かと」

大鷹佐
「ふむ。賢児、雅臣をここに」


 かしこまりました、と賢児と呼ばれたスーツの男が部屋を出て行く。


 少しの後、大鷹佐は麗華に話し掛け始めた。

 

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