009@

晴子
「………」



何故、わたしはここに居るのでしょう…。



 今、晴子の目の前にはテレビでちょいちょい見掛ける老人が居る。


龍司
「突然申し訳ありません」

???
「いやいや構わないよ。倅(せがれ)が世話になってるからな」

晴子
「…あの、龍司さん…」

龍司
「うん?」

晴子
「…もしかしなくても、その方は…」

龍司
「うん。相楽 大鷹佐(さがら おおたかのすけ)さんだよ。今、別件で仕事をさせて貰っているんだ」

晴子
「…;;;」


 目の前に居たのは相楽大鷹佐。

 相楽組といえば黒崎財閥と提携して様々な事業を行っている凄い人たちで、よくドキュメンタリーをやる程人気の家だ。

 ついでに当然金持ちだ。



そんなレベルの人たちに頼るほどの大事件なんですか…;;;


なんですね…!?;;;(涙)



 大鷹佐以外にもテレビでよく見る顔が勢揃いしている。

 晴子はよくわからない緊張感でぶっ倒れそうだった…。


龍司
「とりあえずはこのお屋敷に居れば安全だから」

晴子
「!?」



安全…?


安全てなんですか…?;;;


今そんなに危険な状況なんですか…っ!?|||



大鷹佐
「なに。自分の家のようにくつろいで構わないよ」アッハッハッ

晴子
(む、無理です…っ|||)ヒィィ
 


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