007

店員
「いらっしゃいませ。どのような物をお探しですか?」ニッコリ

晴子
「あ、あの…一式コーディネートしてほしいんですけど…」

店員
「はい。えっと、相手は彼氏さんですか?」

晴子
「いや、…はい…そうです;;;」



言えない…;;;


牢屋仕様の美少年なんて…;;;



店員
「彼氏さんはどんな感じですか?背とか体格とか」


 えーと、ととりあえず目の前の店員さんを見る。晴子の身長は153センチ。店員さんは晴子より少し目線が上だ。美少年はもう少し上だった気がする。

 辺りを見回してみる。


晴子
「あ、身長はあの青い頭のお兄さんぐらいです。体格は…あそこのお兄さん」

店員
「背高いですね…それに体格もいい。格好いい彼氏さんですね」ニッコリ

晴子
「いえ、あのマッチョのお兄さんではなくて隣の彼女さんです;;;」

店員
「え?…ずいぶんスレンダーな彼氏さんですね…;;;」


 店員さんは服を探しに店内へ消えて行った。手持ち無沙汰な晴子は近くを通りかかった青い頭のお兄さんに声を掛けてみる。


晴子
「あの」

青い頭のお兄さん
「ん?何?」

晴子
「身長はいくつですか?」

青い頭のお兄さん
「?187だけど」キョトン

晴子
「…近くで見ると大きいな…美少年はもう少し低かったかも…」ブツブツブツ…

 

[ 7/60 ]

|

し お り を 挟 む

ペ ー ジ 一 覧 に 戻 る

目 次 に 戻 る

←Novel


×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -