それは突然に‐006

 いじらしい瞳と仕種に突き放す事が出来ない晴男は「はぁぁぁ…」と盛大にため息をついて覚悟を決め、濡れてもいい服装に着替えて美人と風呂場に入った。

 美人は服を着たまま風呂場に連れ込まれた事にハテナな顔をしている。

 ばっちいボロの牢獄ワンピースを脱がせるついでに袋に詰めて捨ててしまうつもりの晴男。

 されるがままの美人改め美少年にテンパりながらも脱がせていざ丸洗いとシャワーに手を掛ける晴男に美少年の細指が触れる。


晴男
「Σちょ!?;;;ち、違う!!違うからッ!!;;;脱がすなって!!!;;;」ギャァッ;;;

美少年
「…」キョトン

晴男
「俺はいいから;;;汚れてんのキミだから;;;」ガックリ…


 しょんぼりする美少年になぜかとんでもなく悪い事をしたかのような罪悪感に襲われつつ身体を洗ってやる。


 夜勤明けの晴男のHPはほぼゼロになっていた。


晴男
(…眠ぃよー…|||)グスン…




それは突然に_終

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