胎動篇《二》ー005

朝食
【紫陽花間】


綾狐
「と、いうわけで今日から俺と月子と柳凪殿と天納は里で忍術修行に入るから。留守頼ンだぞ」モグモグ

銀華
「お母様はどうするの?」

綾狐
「留守番だな」

銀華
「そう」

月子
「…」

綾狐
「ン?まさか保護者同伴だと思ってたのか?」ン〜

月子
「Σ!;;;」ギクッ

綾狐
「旅行じゃァねェンだからな?」ニヤニヤ

月子
「…はい;;;」



お母さんと初めて離れ離れになるんだよね…。



ちょっと心配…。



綾狐
「飯食ったらすぐ出発するからな」

天納
「Σ!!!」ナヌッ

月子
「Σはいっ;;;」ハッ

天納
「ごちそうさまでしたっ!!☆」ソワソワ

香紗
「…そんなに楽しみなのかお前」

月子
「ごちそうさまでしたっ!!」

香紗
「…」

綾狐
「カッカッカッ!」

千代
「二人ともったら///」クスクス


紫陽花間に温かな笑い声が膨らむ。


  ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


綾狐
「そいじゃァ行こう。後頼ンだぞ〜」

月子
「いってきます!!お母さん」


「はい。頑張ってらっしゃい」

千歳
「…がんばって」

月子
「うんっ!」

千代
「…」ニコニコ

全員
『行ってらっしゃーい!!』

天納
「ところでどこまでどうやって行くっすか?」

綾狐
「場所は秘密。足はこれだ」ペシペシ


「ぶもぉ〜」

香紗
「牛車?」

天納
「…」

月子
「おぉ〜!わたし初めて乗ります///」


しーん…。


天納
「めっちゃ遅そうっすね」

香紗
「…」

月子
「…;;;」アハハ…

綾狐
「ところがどっこい。これが速いンだよねェ」クックックッ

天納
「え〜…?」

綾狐
「とりあえず乗れ」フフフ
 

[ 57/154 ]

|

し お り を 挟 む

ペ ー ジ 一 覧 に 戻 る

目 次 に 戻 る


←Novel

×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -