胎動篇ー044

銀之丞
「じゃあ僕が案内してあげよう。まだ入っていられる?」

香紗
「えぇ。俺、結構長風呂するんですよ。それに、雪見ながらの風呂って気持ち良いですね。初めて知りましたよ」

銀之丞
「あ〜長風呂するんだ。僕と一緒だね。これでお酒があればね〜」アハハ

香紗
「此処の風呂は広くてのんびりできますね」ハァ〜

銀之丞
「うちの自慢のお風呂だよ」ン〜

香紗
「荻津(うち)にも欲しいな」

銀之丞
「和国(うち)に入りにおいでよ〜」アハハ〜

香紗
「いいですね〜」


二人は芯の芯まで温まるまで湯船に浸かった。


銀之丞
「そろそろ上がろうか?次は花見がてら一杯やりつつ浸かりたいね」フフフ

香紗
「ぜひお願いします」クスリ


がらっ。


銀之丞
「あれ?千代ちゃん?」

千代
「あら、銀之丞さまお帰りになっていらしたのですか。お食事はどうなさいますか?」

銀之丞
「さっきね。ご飯は出先で済ませたから大丈夫」ニッコリ

千代
「そうですか。あ、柳凪さま天納くんのぼせてしまったみたいで」

香紗
「ずっと扇いでくれてたのか?」

千代
「はい。お着替えをお持ちしたら目を回してしまっていましたので」クスクス

香紗
「手を煩わせてしまったな。すまない」

千代
「いえいえ。お部屋までご案内します」

銀之丞
「僕が案内するから大丈夫だよ。もう下がって休んで良いよ」

千代
「でも…」

銀之丞
「大丈夫」ニコニコ

千代
「…。ではお言葉に甘えて。失礼します///」

銀之丞
「ん。おやすみなさい」

千代
「おやすみなさい!」
 

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