胎動篇ｰ043
稲荷家夕食
【紫陽花間】
綾狐
「月子、天納。城下はどうだった？」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
月子
「とっても楽しかったです！！」
天納
「オレもすっごい楽しかったっす☆ 香(かおる)くんも今度一緒に行くっす！！」
香紗
「そうだな」ﾌﾌ
天納
「ってか！！ご飯おいしいっすね！！☆」
綾狐
「美味いだろ〜？まだ沢山あるからどンどン食えよ！」ｶｯｶｯｶｯ
月子
「そういえばお母さんはお屋敷を見て回ったんだよね。どうだった？」
吉
「とっても立派な御屋敷よ。それぞれの御部屋の襖の絵も綺麗で見惚れてしまったわ。それよりもあなた、その御着物どうしたの？」
綾狐
「それは俺がやったンだ。似合うだろ？」ﾌﾌﾝ
吉
「まぁこんなに立派な御着物を。有り難う御座います。良かったわね月子」
月子
「うんっ！！///」
綾狐
「千代」
千代
「はい！」
綾狐
「食事が終わったら柳凪殿と天納を風呂へ案内してやってくれ」
千代
「はい！千歳ちゃん手伝ってくれる？」
千歳
「…」ｺｸﾝ
綾狐
「御馳走さンでしたっ！！」
月子
「ごちそうさまでしたっ！！」
天納
「二人とも速いっすね〜」ﾊｧ〜
香紗
「…;;;」
それぞれ食べ終えた者から夕食の片付けをし、入浴へ向かう。
綾狐
「月子」
月子
「はい？」
綾狐
「お前はこっちだ」ｺｲｺｲ
月子
「え？」
吉
「行っておいで」ﾌﾌ
月子
「うん！いってきます！」ﾀﾀﾀﾀﾀ
綾狐
「お前は今日は特別に俺専用の風呂に入れてやる」ｶｯｶｯｶｯ
月子
「姉さま専用？」
綾狐
「そうだ」
月子
「楽しみですねっ！」
綾狐
「おう！期待してろよ？」
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