胎動篇ー042
銀華
「そう。きっと貴方の好きな子は貴方の事が好きよ」フフ
天納
「………そっか///」
千代
「"嫌よ嫌よも好きの内"?銀之丞さまに絵を描いてもらってもいいんじゃない?」クスクス
天納
「…うん///」コクリ
月子
(天納くん嬉しそう。…人を好きになるって、どんな気持ちなんだろう…)
月子は立ち止まって目を瞑り空を見上げた。
ふ、と白い息を吐くとそれは空に向かいながら霧散して消える。
千代
「月ちゃーん!置いてっちゃうよ〜?」
月子
「Σあー!;;;待ってよぅ!!」
また誰からともなく雪をかけ合いながら笑い出す。
そうしているうちに屋敷へと帰ってきた。
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