胎動篇ー039

千代
「竹乃さまは銀之丞さまのことを好いているのよ」

月子
「えぇぇっ!?」

千代
「竹乃さまは周りに気付かれていないと思われているようですけれどバレバレっ」クスクス

銀華
「そうね。バレバレね。でも当の銀之丞は気付いていないのよね」フフフ

千代
「そうそう!竹乃さまも銀之丞さまの近くに女の人が居るのが心配なら早く気持ちを伝えてしまえばいいのにね」クスクス

月子
(竹乃さまは銀兄さまが好きなんだ)フフ

千代
「あ、そうだ!皆は好きな人とかいるのかな?」ニヤニヤ


金華は横に首を振る。
千歳は首を傾げる。
月子はきょとんとしている。
天納は雪景色を見ている。
銀華はそんな四人を眺める。


千代
「千歳ちゃん?」

千歳
「…姉さんが好き」カクリ

千代
「ありがとうっ!///」ワーイ

銀華
「そういう好きも有りなの?」

千代
「そういう??」キョトン

銀華
「例えばー…銀と竹乃の好きと千代と千歳の好き。好きって色々あるでしょう?」

千代
「あーなるほど」

金華・千歳・月子
『????』



…あの感じだと月ちゃんは好きな人いないかな…?



千代
「天納くんは好きな人っているの?」

天納
「…え?」

千代
「天納くんの好きな人、好きな女の子の方がわかりやすいかな?」

天納
「いるっすよ?」

千代
「どんな子っ!?どんな子っ!?///」キャーキャー

月子
(千代ちゃん興奮しすぎ…;;;)

千代
(…姉さん…)
 

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