胎動篇ー038
月子
「へぇ〜」
梅虎
「また皆でおいでね。温かいお茶と甘いお菓子をご馳走するよ」フフ
龍松
「おう、銀華これ持って行け」
千代
「わっ!"松印"の風呂敷!///」
銀華
「いつもありがとう御座います」
銀華は龍松から深い緑色の風呂敷を受け取る。
結び目の近くに松の葉の刺繍が施されていた。
銀華
「さ、行きましょう」
ごちそうさまでしたー!と万福茶屋の三人に手を振り家路についた。
月子
「あ!」
千代
「Σ!?わっ;;;」
月子
「Σあ、ごめん;;;」
千代
「どうしたの月ちゃん?;;;」
月子
「あの、さっきのお店のお兄さん…なにか心配事があったような」
千代
「ぷっ///」
銀華
「ふふふ」
月子
「?」
千歳
「…竹乃さんはお姉さんだよ」
月子
「Σ!?えっ!?;;;」ガンッ
どこからどう見ても男の人だったから…。
千代
「確かに竹乃さまは男の方にしか見えないよねっ」クスクス
銀華
「そうね。竹乃は男にしか見えないわね」フフフ
月子
「もぅ///」
千代
「ごめんごめん///竹乃さまの心配事のことだよね」
銀華
「竹乃の心配事?」
千代
「銀之丞さまのことですよ」
銀華
「あぁ」
月子
「銀兄さま?」
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