胎動篇ー013

銀華
「では、これで…」スッ

綾狐
「待て」

銀華
「…」

綾狐
「柳凪家が来るのは明日なンだ。それもあるが他に話もあるから皆を呼ンでくれ」

銀華
「かしこまりました」タン

綾狐
「で、この間に〜。その兎よく見せてくれよ」

月子
「あ、はい」

豆太郎
「Σ!?;;;」イヤイヤッ

綾狐
「観念せい」カカカ

月子
「豆?」


綾狐は月子から豆太郎を取り上げると隅々まで調べる。豆太郎は諦めてぐったりしている。


綾狐
「…珍しいな」フゥン

月子
「珍しい?」

綾狐
「すげェ珍しい」ニヤニヤ


とたたたた。


千代
「失礼します」

千歳
「…失礼します」

綾狐
「おう」

銀華
「失礼します」

金華
「…」

綾狐
「よし、うちは全員揃ったな」

銀華
「銀は?」

綾狐
「あれはちょっと使いに出している。後、花も呼ンでくれ」

千代
「今日は柳凪さまが来られるのでは?」

綾狐
「あれは銀の勘違いだ」

千代
「はぁ…勘違い」

花猫(はなねこ)
「銀助(ぎんすけ)は相変わらずだにゃあ☆」ニャハハ

千代
「@☆§℃*#%※!?」

月子
「Σひゃあっ!!?」

綾狐
「は〜なァ〜」ハァ…

花猫
「隠密頭・花猫、只今参上しましたにゃ☆」ビシッ


何時の間にか千代の隣には忍び装束の女が座って居た。


綾狐
「…ほンじゃァほンとに全員揃ったところで本題だ」
 

[ 16/154 ]

|

し お り を 挟 む

ペ ー ジ 一 覧 に 戻 る

目 次 に 戻 る


←Novel

×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -