お前はまたか-003

月子
「うわぁ〜ん///」


「月子…泣くか食べるかになさい…;;;」

月子
「美味しいよぅ〜…///」グズ


「……ごめんねぇ…;;;」

綾狐
「ほンっとに毎回毎回毎回∞ッ!!馬鹿野郎めがっ!!!!」ガツガツガツガツ

銀華
「銀」

銀之丞
「…うん…」ジョボーン

銀華
「文を持ってらっしゃい」

銀之丞
「…うん…」ジョボボーン

綾狐
「千代千歳っ!!!」

千代
「ふぁい!」モグモグ

千歳
「…姉さん…」ホオブクロ…?

綾狐
「お前達は門で出迎え、竜胆(りんどう)まで案内しろっ!!!!」ガツガツガツ

千代
「かしこまりましたっ!」

千歳
「…はい」

綾狐
「銀華金華は竜胆の準備並びに茶の準備っ!!!!!」ガツガツガツ

銀華
「わかったわ」

金華
「…」コクン

銀之丞
「俺は…?」

綾狐
「……お前は此処の片付けだよ。そして終わったら俺の部屋に来い…」ゴゴゴゴゴ…

銀之丞
「…はい|||」デスヨネ〜…|||

綾狐
「母上殿と月子は俺と一緒に来いッ!」ガタンッ


「はい。あ、まだ食事が…」

銀華
「私が案内しましょう。ゆっくり召し上がってください」


「すみません」

月子
「Σあ!綾狐さま待ってくださいよぅ〜!」グズ


 どかどかと広間を出て行く綾狐を泣きながらごちそうさました月子が慌てて追い掛けて行った。


銀華
「…綾狐並みの速さですね」


「…すみません…;;;」


 日に一回は銀之丞がやらかし(主に食事中)綾狐が激怒する。そんな遣り取りを冷ややかに見る銀華と楽しげに見る千代。そして静かに見守る金華と千歳。

 稲荷家の日常は割と騒がしい…。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 


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