胎動篇《二》ー016

月子
(〜っ///もうなんなの…っ!?)


月子は襖を後ろ手に押さえたまま俯いていた。


…顔、すごい熱い。


なんであんな人に顔を赤らめてんだろ。


鼓動も速くなってる。


苦しい…。


……。


お師匠さまの、あの言葉―。


―自分は里の人間から外面と血だけしか見られていない―


月子
「…どうしてあんなこと…」


はぁ、と一息吐くと布団に入る。


豆太郎
「…」スースー

月子
「…あったかい///」フフ


寝息を立てる豆太郎を撫でながらゆるゆると眠りに落ちる。


  ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
 

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