054
オズワード
「さ、ルイズと約束があるのだろう?」
アオイ
「うん。いってくる」
オズワード
「いってらっしゃい」
アオイはオズワードへと手を振ると真っ直ぐシグレの元へと駆け出した。
アオイ
「シグレー!終わったー!」タッタッタッ
シグレ
「煩ぇ。さっさと行くぞ」
アオイ
「うん」
修錬生
「シグレさんその人は?」
シグレ
「師団の新入りだ。オズワードから俺が世話役をしろと言われている」
修錬生
「はぁ…」
シグレさんまた押しつけられたな…;;;
オズワードの押し付け癖は知らない人はいない有名な話である…。
大変だなぁ、と横顔を見ていると挨拶もせずシグレはアオイを連れてさっさと行ってしまった。
修錬生
「シグレさんの人付き合いが苦手なのも相変わらずだなぁ」
オズワード
「だよねぇ」ヒョコ
修錬生
「Σ!?オズワード師団長っ…!!ご苦労さまです!!;;;」ビックゥッ
オズワード
「アオイ君の世話をする事で少しは馴れてくれるといいんだがな」
修錬生
「!まさか…」
シグレさんのことを考えて世話役を…!
オズワード
「…というのは建前で」
修錬生
「まさか…」
オズワード
「私が女の子の世話はちょっと勝手が分からなかったものでね」シレッ
修錬生
「…;;;」
最低だよ…;;;
シグレさんじゃもっと勝手わかんないでしょうよ…;;;
この人は…;;;
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