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オズワード
「すまない。用を済ませたらすぐに帰るよ」

リベルタ
「早くしてください」

オズワード
「ではアオイ君。キミの居住権の申請をしていたのが受理された。それで今日からアオイ君は"アオイ・ベルジュ"という名前になるからね」

リベルタ
「…!」

アオイ
「アオイ・ベルジュ?なんで?」

オズワード
「キミをボルドー元師団長の娘として申請した。ボルドー元師団長も手帳にキミを娘と残していたし、キミもボルドー元師団長を父親だと認識しているからね。ホームズ師団長が手帳の文字はボルドー元師団長本人の筆跡だと証言してくれた。ボルドー元師団長のファミリーネームはベルジュ。だから家族のキミもベルジュと名が付くのだよ」

アオイ
「家族…」

オズワード
「そう」

リベルタ
「…用が済んだのならばお帰りください」

オズワード
「まだだよ」

リベルタ
「まだ何か?」


 さっさと帰れオーラ全開のリベルタにオズワードが向き直って歩み寄る。


オズワード
「アオイ君は既に魔装警師団員だ。修錬所に在籍させるが師団活動を最重要とする。資料が届いてないかい?」

リベルタ
「オッズ」

オッズ
「すぐに確認して参ります」

オズワード
「確認終わるまで待っていても?」

リベルタ
「構いません。次、名と希望師団を」
 


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