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第三聖域級区画
【師団員修錬所】


 指定された場所にやってくると修錬所の人間が広場のそれぞれが所属するクラスの場所へ連れて行き列ばせた。

 アオイが居るのはCクラスの集まり。20人程の小さなクラスだった。

 そわそわとしながら入所式が始まるのを待っていると深い緑色の制服を着た偉そうな態度の男が集団の正面に立った。


リベルタ
「俺がお前達Cクラスを受け持つリベルタ・フォーク教官だ。これより入所式を行う。順に名と希望師団を確認する。無駄な時間は掛けるなよ」


 そう言うとリベルタは順に入所者ひとりずつを確認していく。あまりの威圧感に言葉を詰まらせる入所者も居た。


リベルタ
「次、名と希望師団を」

アオイ
「アオイ。魔装警師団 北部本部」

リベルタ
「ふざけてんのか?ファミリーネームまで言え」

アオイ
「ファミリーネーム?」キョトン

リベルタ
「帰れ。貴様の様な奴を指導する気は無い。次…」



「あーちょっと待った待った!!」



リベルタ
「…」

アオイ
「ん?」


 声に振り向くとオズワードが馬で突進して来ている…。


広場はちょっとしたパニックになった。


オズワード
「アオイ君に言い忘れた事があって…。馬に全力疾走させて来たよ」

リベルタ
「困りますね。ここは馬進入禁止ですよ。オズワード師団長」
 


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