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本部へと戻ったシグレとアオイは夕食を済ませると大量の荷物の整理を始める。
オズワードの命令でアオイはシグレとルームシェアが決定。
シグレは当然猛烈に抗議したがあっさり退けられてしまった…。なので、とりあえず部屋の中をシグレエリアとアオイエリアに分けるところから始めた。
シグレ
「あまり部屋の中の物に触るなよ」
アオイ
「うん。わかった」
シグレ
「この線よりこっちに入るんじゃねぇぞ」
アオイ
「はーい」
シグレ
「俺の言うことは絶対だ。覚えておけよ」
アオイ
「シグレ」
シグレ
「今俺が話してるだろうが」
アオイ
「オレに訊きたいことあるだろ?なんかごまかそうとしてる」
シグレ
「…」
気になっている。蒼依が去る瞬間に聞こえた《声》とか《覚醒》とか他の誰にも聞こえなかったアオイの《歌》とか―。
気になってしょうがなかった。
アオイ
「シグレとオレはおんなじ目を持ってる。…だからって決めつけられないけど…。シロがオマエのこと昔から知ってるみたいなこと言ってるから…」
シグレ
「…声がした。"お前の"オニが去る瞬間。俺の中で、声がした」
アオイ
「オレのオニ?オレ"が"オニじゃなくて?」キョトン
シグレ
「!」
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