043
フラッシュバックする汚いモノたち―…。
頭の中に響く声。繰り返し思い出させられる消せない記憶。
鼓動は速くなり息は浅くなっていく。酸欠を起こす頭は必死に思い出す。
この状況を早く終わらせる方法を―。
ぐい…っ!!
シグレ
「…」
アオイ
「…!?」
意識が朦朧としているシグレは両手でアオイの顔を引き寄せるとキスをした。
アオイ
(ちょ…っ!?;;;シグレがおかしくなった…っ!?;;;つかくるしいぃ〜…っ!!!;;;)ンン〜っ;;;
シグレ
「…っは…っ」グラ…ッ
アオイ
「!?」
ずる……どさ…っ!
アオイ
「お、おい!?シグレ!?;;;」アセアセ;;;
シグレ
「…」
遂にシグレは気を失った。焦ったアオイはパニックになり半泣きでオズワードの部屋へと駆け込んだ。
オズワード
「…大丈夫。まだ少しうなされているようだけど明日になればいつものシグレに戻っているよ」
アオイ
「本当に?本当のホント…!?シグレ大丈夫なのか!?」
オズワード
「ふふ。大丈夫だよ。ただね…」
アオイ
「??」
オズワード
「次からは気を付けて欲しい事があるんだ」
アオイ
「なんだ??」
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