042

 しょんぼりしながらルイズを見上げるアオイ。まるで怒られた犬のような顔をしている。


ルイズ
「そんな事ないですよ。アオイちゃんの情報のおかげで部下はいらないケガをしなくて済むからね。ありがとう」ナデナデ

アオイ
「…ホントか…!?///」

ルイズ
「はい!」ニッコリ


 では僕はこれで、と待機していた部下の所へ向かうルイズ。アオイはシグレとオズワードに連れられて魔装警師団の本部へと帰って行く。


 それぞれの胸に疑問を残して…。


▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲



―夜…。


 シグレは寝付けずに寝返りを繰り返していた。


 あの時自分を呼んだ声―…。


 聞き覚えのある気がした。懐かしい、何かとても大切なモノを忘れている気がした。


シグレ
(…俺は何を忘れている…あの白いオニも…覚醒って…)



思い出さないといけねぇ何かがあるはずなんだ…。



シグレ
「…はぁ…」

アオイ
「シグレ寝れないのか?」ヒョッコリ

シグレ
「!」ビクッ

アオイ
「?」


 背中越しにベッドに手を付き覗き込むアオイ。



―…さぁ、こっちにおいで…シグレ。善い子だね―…。



シグレ
「―…っ」ゾク…ッ
 


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