039
随分な嫌われようだ、と笑いリーツは兵士を連れて引き上げていく。警師団もリーツに続くように戻り、聖樹愛護団体はというと…。
聖樹愛護団体
「…お…おぉ…!これなら聖樹の力を使わなくても勝てるぞ!聖樹愛護団体はこれより聖樹オニ愛護団体となりあなた様をお守りしましょう!」
蒼依
「カッカッカッカッ!」
聖樹愛護団体
「!?」
蒼依
「親父の言った通りだねェッ!障壁の人間は腐ってやがらァ!」
聖樹愛護団体
「な…!?」
蒼依
「俺が大人に言うことを聞くと思ったのかェ!?こりゃァ傑作だ!!」カッカッカッ
シグレ
「…てめぇ…法廷で嘘言ったのか」
蒼依
「あァん?俺ァお前等の愛玩(ペット)になってやるたァ聞いたが、此奴等らの言いなりになるなんて聞いちゃァいねェって話さ」
シグレ
「何?」
蒼依
「アオイの小娘がなァんか色々言ったみてェだがなァ、俺ァお前の指示にしか従わねェぞ?シグレ」
シグレ
「!?」
オズワード
「シグレ限定なのかい?」
蒼依
「シグレ限定、すなわち、シグレが信用するお前等を俺も信用する。結果は同じだ」
オズワード
「そうなのかい?」
蒼依
「あァ。っと!そろそろ還るぜェ。アオイの体が壊れちまう」
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