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【裁判所】
リーツ
「…じゃあ始めようか。進行・判決は私リーツ・ウォールドが行う。先ずは警師団から概要の説明を」
警師団員
「はっ。これは魔装警師団員による内部告発であります。2日前の掃討戦の際、森の中で異常な身体能力の少女と遭遇。その少女は何十体ものヤミを瞬く間に斬り伏せたとの目撃証言があり、被告人であるオズワード・レビアンはこの少女を障壁内部へ招き入れ聖都の壊滅を目論んだとされるものであります」
リーツ
「ほぅ…。その少女とはそこでがんじがらめにされている子かい?」
警師団員
「はっ。そうであります」
アオイ
「…」
裁判長の正面、後ろ手に縛られひざまづかされた上に両側に立つ覆面の男達が長い棒をアオイのうなじの所でクロスさせ床に押し付けている。
その為アオイは手をつけないで土下座をさせられている姿勢になっていた。
アオイの少し後ろには同じく後ろ手に縛られたオズワードが立たされていて、右側には柵越しにルイズとシグレと何人かの魔装師が居る。
ルイズ達の正面には警師団。
そして―。
ルイズ
(やはり"庭師さん(ガーディアンズの蔑称)"でしたか)
本当に目障りな人達だ…。
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