021

ルイズ
「うーん…ねぇ、オズワード」

オズワード
「何だい?」

ルイズ
「賭けをしませんか?」

オズワード
「今か?賭ける物が無いなぁ〜…ルイズは賭け事が強いから」アハハ

ルイズ
「違います」ニッコリ

オズワード
「あれ?違った?」アリャ?

ルイズ
「違います。思い切ってアオイちゃんの存在を表に出してみませんか?」

オズワード
「それは…法廷に立たせるのかい?」

ルイズ
「はい」

オズワード
「彼女は不確定要素が多すぎる。まして、発生原因もその存在も謎のヤミの領域で生きてきた。師団を賭ける価値があるのかい?」

ルイズ
「やだなぁ〜。さっき自分で言ったじゃないですかぁ」クスクス

オズワード
「うん?」

ルイズ
「僕は賭け事は得意なんですよ?アオイちゃんも師団も勝ち取ってみせます。ふふ」


 考えがあります、とルイズはオズワードと相談を始めた。

 手持ち無沙汰になったアオイはシグレに構ってもらおうと隣に座って話し掛ける。


シグレ
「…何だ」

アオイ
「いや?なんかつまんないから」

シグレ
「俺はお前のお守りじゃねぇ」

アオイ
「?うん」



こいつ…。



シグレ
「…チッ」

アオイ
「昨日からなんとなく思ってたんだけどさぁ」

シグレ
「…」イライラ

アオイ
「オマエってオレとおんなじニオイがするよな」

シグレ
「!」

アオイ
「オマエもおんなじ?オレと」
 


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