ヒトを想うー002
オズワード
「―"親父としては障壁の中であたたかな暮らしをさせてやりたい。どうか、どうかお前の力を貸してはもらえないだろうか。…第二十三代 魔装警師団 師団長 ボルドー・ベルジュ より"だって!?」
ルイズ
「ボルドー・ベルジュ!?」
アオイ
「誰だそれ?」
ルイズ
「キミの!アオイちゃんのお父上の名前だよ!それも、この聖都一の英雄だ!!」
アオイ
「へー?」
ルイズ
「えー…テンション低ーい…;;;凄いことなんだよ〜?;;;」
オズワード
「…アオイ君はどうかな?」パタン…
アオイ
「え?なにが?」
オズワード
「聖都での暮らし。何だったらキミの腕だ、魔装警師団に入団してみるかい?」ニッコリ
シグレ
「は?」イラッ
ルイズ
「あぁ!それはいい!///」
シグレ
「お前ら死ねよ。本当」チッ
コンコン…。
オズワード
「はい?」
師団員
『夜分遅くにすみません。ちょっとよろしいですか?』
オズワード
「ちょっと待ってくれ」
シュロット
「…こちらに」コソ…
アオイ
「? うん」
オズワードが手を振ってアオイを隠せと合図するとシュロットがアオイをぐいぐいと入り口から死角になっている棚の隙間に押し込んで隠すように立つ。
アオイ
(…い、いてぇ…;;;)ウァァ…;;;
ルイズ
「ど、どうぞ。お待たせ;;;」ドキドキ
師団員
「? あれ…さっき女の子が来ませんでしたか?」オカシイナ
オズワード
「いや、来ていないよ」
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