魔装警師団ー008@@
アオイ
「これ」ン
オズワード
「?包み…これは?」
開けてみろ、と差し出した大きな包み。
結び目を解いたオズワードはもちろん傍らに居たルイズが絶句する。
中には大量の腕章がくるまれていた。
オズワード
「…警師団員の腕章…。これは一体」
アオイ
「これはお前達の魂なんだろ?そう教えられた」
ルイズ
「…シャルル・オーツ…!これは、殉職した団員の腕章です…!これも…っこれもだ…!!」
オズワード
「!」
アオイ
「流石に死体は運べない。だからせめて、聖都に入る時の為にとコレだけは集めた。死体はちゃんと皆弔ったよ」
オズワード
「弔った…?」
アオイ
「コレだけでもここ(聖都)に帰してやりたかったんだ。コレはあんた達の手で、この街で弔ってやってくれ」
オズワード
「そうか…。ありがとう。団員達を帰してくれて」
そう言うとオズワードは沢山の腕章達を申し訳無さそうに撫でた。
アオイ
「それから、この中に"ヤオ・ロッド"ってヤツ居るか?」
オズワード・ルイズ
『!?』
オズワード
「ヤオ師団長はここには居ない…どうしてキミがヤオ師団長を?」
アオイ
「親父に教えられた」
オズワード
「親父?」
アル
「お前誰だよ」
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