魔装警師団ー007@@

 視線を向けるとオズワードと血と死肉まみれの見慣れない女が話をしている。

 アルが近付くとこちらに気づいた女がオズワードに手を振り森へと消えていった。


アル
「オズワード」

オズワード
「うん?あぁ、お帰りアル」ニッコリ

アル
「今のは?」

オズワード
「隊の命の恩人だよ。ヤミに囲まれた我々に活路を開いてくれたんだ」

アル
「…」

オズワード
「さ、聖都に帰ろう。また成果を挙げられなかった。しこたま始末書を書かないとね」


 オズワードは隊列を組むと聖都までを一気に駆け抜けた。


▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲



魔装警師団 北部支部
【師団長室】


 宵闇。

 聖都へと戻った警師団。

 オズワードは今日の討伐報告書という名の始末書を書いていて、そのテーブルの前に置かれたソファーで眼鏡をかけたアルが本を読んでいる。



コンコン。



オズワード
「…どうぞ」

ルイズ
「失礼するよ。師団長、昼間の女の子が到着です」

オズワード
「!あぁ。入ってくれ」


 ルイズの後についてアオイが部屋へと入る。


アル
「…」

オズワード
「アル。警戒しないでいいよ。私が呼んだんだ。キミもこちらへどうぞ」
 


[ 152/199 ]

|

し お り を 挟 む

ぺ ー ジ 一 覧 に 戻 る

C h a P t e R に 戻 る


←Novel

×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -