魔装警師団ー007@@
視線を向けるとオズワードと血と死肉まみれの見慣れない女が話をしている。
アルが近付くとこちらに気づいた女がオズワードに手を振り森へと消えていった。
アル
「オズワード」
オズワード
「うん?あぁ、お帰りアル」ニッコリ
アル
「今のは?」
オズワード
「隊の命の恩人だよ。ヤミに囲まれた我々に活路を開いてくれたんだ」
アル
「…」
オズワード
「さ、聖都に帰ろう。また成果を挙げられなかった。しこたま始末書を書かないとね」
オズワードは隊列を組むと聖都までを一気に駆け抜けた。
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魔装警師団 北部支部
【師団長室】
宵闇。
聖都へと戻った警師団。
オズワードは今日の討伐報告書という名の始末書を書いていて、そのテーブルの前に置かれたソファーで眼鏡をかけたアルが本を読んでいる。
コンコン。
オズワード
「…どうぞ」
ルイズ
「失礼するよ。師団長、昼間の女の子が到着です」
オズワード
「!あぁ。入ってくれ」
ルイズの後についてアオイが部屋へと入る。
アル
「…」
オズワード
「アル。警戒しないでいいよ。私が呼んだんだ。キミもこちらへどうぞ」
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