下書き@

シグレ
「…うるせぇな…」ボー…

アオイ
「起きた!良かったぁ!このまんま起きなかったらどーしよーかと思ったぜ!」

シグレ
「…てめぇが枕元でギャーギャー騒ぐから目が覚めたんだ。莫迦が」チッ


 のそりと体を起こす。アオイはベッドの傍らでわちゃわちゃと中腰になりながら変な動きをした。


シグレ
「?何してんだ、てめぇ」キモイ

アオイ
「またぶっ倒れたら大変だから。倒れたら捕まえようと思った」

シグレ
「…」



蒼依
《彼ァ馬鹿だけど素直な良い娘だよ―…》



シグレ
「莫迦しか無ぇんじゃねぇのか」ボソッ

アオイ
「?」キョトン

シグレ
「…そこをどけ。ベッド降りれねぇだろうが」

アオイ
「どっか行くのか?」

シグレ
「水。喉乾いた」

アオイ
「あるぞ。水」ニカッ

シグレ
「………くれ」

アオイ
「うん!」


 カップに水を注いで差し出す。飲み干すとシグレはまたベッドに横になった。


 疲れた。変な化け物に襲われたり、蒼依とルイズがケンカしたり、鬼廓に行っちゃったり…。


シグレ
「…はぁ…」

アオイ
「デカいため息」

シグレ
「疲れたんだ。ほっとけ」チッ

アオイ
「なぁ。シグレ、オレとどっかで会ったことある?」

シグレ
「あるわけ無ぇ」
 


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