魔装警師団ー006
【魔装警師団 北部総本部】
魔装警師団。聖都最大を誇る師団であり、数多在る師団の中でも魔力を有した師団員が数多く所属している師団である。
東西南北に支部を置き、シグレが在籍する北部が総本部になっている。大所帯の魔警団は当然人数の分だけ他の師団よりも成果を上げる。その為王から、北部総本部はもとより各支部の拠点は古城のような造りの堅牢な拠点を与えられていた。
そして、拠点のみならず王家直属の師団という名誉と共に師団では魔警団にのみ与えられた物がある。
それが《魔装》。
これは魔警団の中でも《魔導兵士》に選ばれた者、魔導兵士の更に上《魔導騎士》の称号を持つ者のみが手にすることを許された武器だ。
魔装は使用者の持つ魔力を聖樹の魔力と合わせて増幅させ魔術変換し、結果を具現化させる。武器は使用者のタイプに合わせて魔装師と呼ばれる魔装を創生する魔法遣い達がそれぞれオーダーメイドで創り調整している。
魔装の使用には使用者それぞれに制限が設けられている。上限を超えて使用をすると何が起こるかわからないうえに、最悪命を落とす危険もあるのだ。
そんな魔警団を統べるのが部下から裏拳を見舞われたオズワード・レビアンである…。
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