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シグレ
「………」
蒼依は振り返ったシグレの口に軽く口を寄せて、困ったように笑い「帰る」と言って廓へと戻った。
アオイ
「シグレ?どうした?またシロの氣に当たったか?」オーイ??
シグレ
「………」カチーン…
オズワード
「シグレ?」
シグレ
(…何だ…今…)
変な絵が…。
今のは…誰かの、記憶…?
俺の…?
アオイ
「Σほぁッ!?;;;」ビクッ
ぽた…。
ぱた…。
シグレ
「…」
呆然とするシグレの瞳からとめどなく落ちる涙。
アオイ
「ど、どうした!?;;;シロになんかイヤなこと言われたのか!?;;;」オロオロ
オズワード
(シグレが泣いた…?どうして…?)
シュロット
「落ち着いて下さい。アオイ様」
シグレ
「…モモチ…シグレ…」フラ…
ドサ…ッ。
全員
『『!?』』
アオイ
「?モモチシグレ…どっかで…」
呟いたシグレは気を失って倒れ、アオイはシグレの呟きに何かが引っ掛かった。
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【シグレ自室】
アオイ
「…起きねーなぁ…シグレ…」
シグレ
「…」
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