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ルイズ
「!"決まり"ですって…!?」ガタンッ


ガッ!!!!


シュロット
「!ルイズ様」


 ルイズは顔を真っ赤にして蒼依の胸ぐらに掴みかかる。蒼依はただ無表情でルイズを見やり、その目はルイズの怒りを助長させた。


ルイズ
「あいつらのせいでッ一体どれだけの人が泣いてッどれだけの人が苦しんでッどれだけの命が踏みにじられてると思ってるッ!?どれだけ…ッ!!あの子がどれだけ泣いたと思ってるんだッ!!」

蒼依
「…随分と個人的な感情が見えんなァ」クク

ルイズ
「ふざけんなッ!!知ってる事をすべて吐けッ!!」

蒼依
「其りゃァ無理な相談だ」

ルイズ
「なん…ッ」

蒼依
「お前ェにはお前ェの事情が在る。俺には俺の事情が在る。其れだけの事よ」

ルイズ
「お前のその事情でどれだけの命が散っても…ッ!それでも隠すと言うのかッ!!!」

蒼依
「言うよ」

ルイズ
「ッ!?」

蒼依
「言うさ。俺の守りてェもんは"アオイ(此奴)"だけだ。だから、総てを曝して此奴が死ぬなんてェ馬鹿な事は出来ねェ」

ルイズ
「!?アオイちゃんが死ぬ…!?何で…!?」

蒼依
「其れも決められた事よ。何処ぞの糞みてェな人間のせいで、勝手に何万何億何兆の命を背負わされて、運命なんて糞みてェなもん押し付けられた此奴の命の決め事だよ…ッ」
 

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