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シグレ
「…面倒臭ぇ」チッ

蒼依
「諦めろ」カッカッカッ


 なんだかんだ仲良さげに会話するシグレと蒼依。そんなふたりをオズワードは静かに見る。


 自分が何者かを探り始めたシグレ。


 何かを隠すオニの蒼依。



オズワード
(聞き出そうにも上手くかわされてしまう。何か手はないものか…)

シュロット
「…こうして見ると」

オズワード
「!うん?何だい?」

シュロット
「いえ、こうして見ると蒼依様とシグレ様は久しぶりに会った旧友のようだな、と思いませんか?」

オズワード
「あぁ、そうだね。とても仲が良い。微笑ましいね。ふふ」

シュロット
「はい」コクリ



ダダダダダダダダ…。



バンッ!!!!



ルイズ
「オズワード!どういう事です!作戦を中止するなんて…!!」

蒼依
「よォ!ルイズ!」ニカッ

ルイズ
「!っ蒼依さん…!?オズワードこれは一体…!」

蒼依
「まァまァ!取り敢えず座れや!」

ルイズ
「???あの…っ;;;」イタタタ…;;;


 蒼依にグイグイと凄い力で無理矢理座らせられるルイズ。訳が解らない顔をしている。

 テーブルを真ん中に入り口から左側のソファーにルイズとシュロット、右側のソファーにシグレ、入り口真正面の一人掛けのソファーにオズワードが座っていた。
 


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