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リベルタ
「っ何だ…それは…っ」

蒼依
「シグレだよ。此奴も鬼なんだよ」

リベルタ
「オニ…!?オニ、だと!?」

蒼依
「まだ覚醒してなかったんだがなァ。俺の氣に当てられちまったんだわ」

リベルタ
「…」

蒼依
「今広場の外に居る奴等にゃァ俺等の姿は見えて無ェ。ついでに記憶飛ばす煙を焚いて来た。俺が此処を離れたらお前の姿は見えるようになる。適当に誤魔化しておけよ。じゃあなァ!」

リベルタ
「…っ!!っ待て…!!」バッ


 蒼依は瞬く間に遙か彼方へと消えてしまった。

 そして蒼依の言い残した通り、オッズや修錬生達の記憶が飛んでいた。リベルタはとりあえず混乱する頭を無理矢理抑えつけて講義を再開させる。

 ロゼ・イオリ・ルズの3人はアオイはどうしたと問い詰めて来たがそれも適当にごまかした。


リベルタ
(…まさかシグレ遊撃班長がオニだったとは…)


▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲


【第十三居住区画】


蒼依
「…よっと。此処なら人の気配が無ェな」


 蒼依は一軒の廃墟の中に入り込んでシグレを放す。
 

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