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シグレ
(…チッ…)グッ

リベルタ
(何だ?)


 シグレは一旦距離を取ってリベルタの頭目掛けて強烈な跳び蹴りを入れるがあっさりとガードされてしまう。


リベルタ
「っ凄まじい蹴りだな」ビリビリ…ッ

シグレ
「…」



何だ…今の感じ…。


棍に手を掛けた時…。



シグレ
(…また、呼ばれた…)

リベルタ
「…らしくないな」

シグレ
「…は?」

リベルタ
「いつもならばとっくに相手がダウンしている頃だ」イテェナ

シグレ
「…」チッ



あのガキが居ると体がおかしくなる。


面倒臭ぇ。



 ハァァっと盛大にため息を吐いて髪をかきながらヤンキー座りをするシグレ。リベルタはガードした腕がまだ痺れているらしく顔をしかめて手を振っていた。


イオリ
「動かなくなったな」

ルズ
「あんなシグレ遊撃班長初めて見たな」


アオイ
(…?なんだ今の…シグレも…どーしたんだ…??)

蒼依
《…共鳴したんだよ。アオイ、お前となァ…》

アオイ
「!シロ」

イオリ
「シロ?お前もどーした?」

アオイ
「Σおぉ!?いや、なんでもない!!;;;」ビクッ

イオリ
「Σおぉ!?そうか;;;」ビクッ

蒼依
《お前相っ変わらず馬鹿だなァ!》カッカッカッ
 


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