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 シュロットに恨みは無いが色んな経緯で彼が大嫌いなだけ。


リベルタ
「…魔装、晴天の霹靂(アウト オブ ザ ブルー)」



バチバチバチバチッ。



シグレ
「…来いよ」

リベルタ
「…」


 少し躊躇い気味に突っ込むリベルタ。そしてアオイに使った技《閃光弾(フラッシュブラスト)》を叩き込んでいく。

 怒りとは裏腹にリベルタはシグレの攻撃を警戒していた。

 というのも。

 武芸会初出場から15年。誰一人として知らないのだ。シグレの戦闘スタイルを。


 気付いたら負けていた。それが常だった。


シグレ
「何を遠慮している」

リベルタ
「遠慮?様子を見ているだけだ」

シグレ
「様子を見てれば勝てるのか」

リベルタ
「そういう貴様は避けているだけだろう」

シグレ
「あぁ、避けてるな。てめぇの攻撃なんざガードするまでもねぇ。のろ過ぎる」

リベルタ
「!?」


 シグレはズボンのポケットに両手を突っ込んだままひょいひょいと攻撃をかわしている。


アオイ
「…すげぇ…っ!///」ゾクゾクッ

イオリ
「やっぱ実戦経験あると違うのかな?」

ルズ
「…オレには残像しか見えないんだけど…;;;」

ロゼ
「…あ、よかった…わたしの目が変なのかと思いました…;;;」
 


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