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パンをもぐもぐしながら目をぱちくりさせるアオイ。
ごっくん。
アオイ
「…?とくになんの集まりでもねぇけど」カクリ
オズワード
「そーなのかい?」
アオイ
「うん」コクリ
シグレ
「殴らせろ」
アオイ
「なんで?…って…ちょ…シグレ…ま…っ!!?;;;」
バキッ!!!
オズワード
「………大丈夫かい?アオイ君…|||」
アオイ
「|||||」プシュ〜…
ルイズ
「…ダメみたいですねぇ|||」
シグレは拳をアオイの服で拭くと不機嫌MAXで食堂を出て行こうとした。
オズワード
「シグレ、どこに行くんだい?」
シグレ
「…部屋。読みかけの本がある」
オズワード
「本?そろそろ武芸会が近いのにかい?」
シグレ
「だったら何だ」
オズワード
「魔警団北部(うち)の運営費はキミの腕に懸かっているんだよ?少しは準備とか」(魔警団=魔装警師団)
シグレ
「必要無ぇ。毎年毎年どいつもこいつもへっぽこじゃねぇか」
ルイズ
「…今年はシグレくんの居る英雄の部に出てみましょうかねぇ。あそこは優勝賞金たんまり貰えますからねぇ」
オズワード
「…」ピクッ
アオイ
「なぁなぁ?ぶげいかいってなんだ?」
アオイに訊かれて答えようとするルイズ。「それはですねぇ」と人差し指を立てたがちょっとの沈黙の後シュロットに丸投げた。
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