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ロゼ
「え?」
アオイ
「明日朝迎えに来るから。だからメシ食え。明日1日もたないぞ?」ニコニコ
ロゼ
「あの…?;;;」
アオイは意味ありげに笑うと食事を終えた。
リベルタ
「アオイ・ベルジュ。時間だ」
カタン。
アオイ
「おー。じゃ!また明日な!"負けんなよ"ロゼ!」
ロゼ
「!!」
アオイは食堂を悠々と出て行った。
修錬生
「大丈夫か…? ハミルトン…あんましんどかったら教官に」
ロゼ
「!だ、大丈夫です!寝て起きたらあっという間にアオイさんに会えますから…っ」
ぼろ…っ。
ロゼ
「だ…だいじょ、ぶ…うっ…ふっ…」グズ…ッ
修錬生@
「ハミルトン…」
修錬生A
「…オレらにできることあったら言えよな?」
ロゼ
「…はいぃ…っ」
ぼろぼろと泣き出したロゼ。
実は教官の見回りが済み、アオイが帰った後が一番辛い時間帯。
班員の男子ふたりはもちろん部屋が違うので、知ってはいたがどうにもどうしていいのか困り果てていた。
ロゼに対する嫌がらせがキツくなる時間帯―。
夕食が済むとシグレと一緒に帰って行くアオイ。それでも彼女はロゼの事に気付いていた。
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