084

 リベルタとアオイの一騎打ちから数日。アオイの周辺では少しずつ変化が起きていた。

 アオイを英雄視するグループとバケモノ扱いをするグループ。

 嫌がらせをする奴まで出てきた。


 そして、この数日アオイと親しくしていたロゼも―。


【Cクラス宿舎:食堂】


ロゼ
「…」

アオイ
「…」モグモグ

修錬生@
「……;;;」モグモグ…

修錬生A
「…あ、あのさ…;;;」

アオイ
「うん?」

修錬生A
「なんかしゃべらない?;;;」

修錬生@
「そ、そーだな;;;せっかく同じ班になったんだし…;;;」

アオイ
「無理しなくていいぞ?」

修錬生A
「え?;;;」

アオイ
「こーゆー扱いは覚悟してたし。シグレにもろくな扱いされねぇぞって言われてたし。気にすんな」


 アオイの言葉に男子は黙ってしまう。


 ロゼは嫌がらせがキツく食事が喉を通らないでいた。


アオイ
「ロゼ食わないのか?」

ロゼ
「あ…お腹…すいてなくて…」アハハ…

アオイ
「………。オマエ」

ロゼ
「…?」

アオイ
「明日の休みなんかあるか?」

ロゼ
「?特には…。お家に帰るぐらいしか…」

アオイ
「そーか。じゃ、ちょっと付き合え」ニッコリ
 


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