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アオイ
「あァ?避けただァ?んなもん弾き飛ばしたに決まってんだろォ?」

リベルタ
「何だと?」


 確かにアオイの横側の足元の地面がえぐれている。


アオイ
「もォ一度撃ってみろよ。今の」

リベルタ
「…」ピクッ

アオイ
「今度はお前に打ち返してやるよ」ニヤリ

リベルタ
「嘗められたものだ。地べたに這いつくばって後悔しろ」

アオイ
「どっちがァ!?」ヒャハッ


 構えるリベルタと同時、アオイは一旦懐刀を収め腰を落とし姿勢を低くして抜刀術の構えをとった。


 刹那。


 ふたりは同時に動いた。

 リベルタは先程も強力な雷を発生させ、アオイは懐刀を抜く。そして宣言通りにリベルタ目掛けて打ち返した。

 打ち返されたリベルタは同じ強さの雷をぶつけて相殺させた。


 次の瞬間―。


 爆発の煙の中から懐刀を振り抜く動作に入ったアオイが現れた。


リベルタ
「!何…っ」

アオイ
「オッレの勝ちィッ!!!」ヒャッハァッ!!!


オッズ
「!!リベルタ様ァァァッ!!!!!」



ズバァァァァッ!!!!



リベルタ
(負けた…)


 斬られた。

 腹の中を冷たいモノが横切る感覚がして、全身に電気が走る。
 


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