076
リベルタ
「本気で来い」
アオイ
「え〜。本気でいったらオマエ死ぬよ?」
リベルタ
「構わない」
アオイ
「まぁ…負けたくないしなぁ…試しにやってみっかなぁ…」ポツリ
リベルタ
「何?」
アオイ
「ちょっと手伝ってもらうぜ?」
リベルタ
「…」
そう言いながらもアオイはただひたすらガードをするだけだった。さっきと何が変わったのかとリベルタが思考を巡らす。
ロゼ
「…あ、あれ…?」
修錬生@
「?どうした」
ロゼ
「足元…なんか…」
オッズ
「足元?…!あれは」
防戦一方のアオイはただただ後ろへと下がっていく。
その足元、足を擦った跡が模様を描いていた。
リベルタ
(!これは)
五芒星…!
アオイ
「鬼神開放 壱ノ型"火叢(ほむら)"」
ぼぅッ!!!
リベルタ
「その炎…!」
アオイ
「さァ、望み通りにしてやんぜ!リベルタ教官様よォ!」ニタリ
リベルタ
「!」
アオイの身体の紋様が複雑になり範囲が広がった。瞳も赤みが増し、何より口調が完全に蒼依のそれに変わった。
そして両手の懐刀も青白い焔が宿り燃え盛っている。
リベルタ
(プレッシャーが格段に増した?どういう事だ)
[ 74/199 ]← | →
し お り を 挟 む