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あまりの猛攻撃にリベルタは防戦一方だった。
ロゼ
「…す…すごい…」ボーゼン…
修錬生@
「お前あれに相手頼まれたんだぞ…?;;;」
ロゼ
「|||||」サァァァァ…
リベルタ
(…凄まじいバネだな。こちらに攻撃させない気か?)
アオイ
「…」
リベルタ
「オッズ。魔装を遣う。修錬生を広場から退けろ」
オッズ
「!は、はいっ!修錬生は至急講習建屋まで退避しなさい!」
オッズは声を掛けながら広場を走って回る。
組み手をしていた修錬生達は慌てて広場を出て行った。
オッズ
「リベルタ様!修錬生の退避完了しました!」
リベルタ
「御苦労。では行くぞ」
アオイ
(…魔装…オズワードたちが使ってんやつか…)ニヤリ
《魔装:青天の霹靂(アウト オブ ザ ブルー)》
リベルタの手袋が弾けて焼け落ち、両手の甲に青白い魔法陣が浮かび、全身にパリパリと電気を纏う。
リベルタ
「貴様は伝説のオニ。本気で潰させて貰おう」
アオイ
「へー。すげーなぁー。それが魔装か。じゃ、オレも手を抜けねぇなぁ」
そう言うとアオイは腰の両側に差している懐刀を抜いて構えた。
アオイ
「"キジンカイホウ ゼロノカタ リン"」
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