072

アオイ
「…オマエそんなんで大丈夫なのか…?;;;」

ロゼ
「…だめかもです…|||」



ガチャリ。



リベルタ
「アオイ・ベルジュ。迎えだ」

アオイ
「あ!シグレ!」

シグレ
「煩ぇ。叫ぶな莫迦が」

アオイ
「じゃあなロゼ!また明日!」ニカッ

シグレ
「聞け」イラッ

ロゼ
「あ、はい!また明日…!」


ばたん…。


 シグレに連れられて帰って行くアオイ。


ロゼ
「…」



…失敗…。


…どうしてわたしはこんななんだろう…。



ロゼ
「…はぁ…」


翌日―。


リベルタ
「今日は基礎実技を行う。班でペアを作ってどちらかが戦闘不能になるまで組み合え。尚、速やかに始められない奴は俺が戦闘不能にする。では始めろ」



!?



 リベルタの脅迫に修錬生達は慌てて近くの人とペアを組む。


アオイ
「…なんだそりゃ…。まーいーか。ロゼ!いっしょにやろーぜ!」

ロゼ
「Σ!?|||」ヒィッ

アオイ
「?」ニコニコ


 静まり返る広場。


 オニとやり合ったら死ぬんじゃね?という空気。


 しかもアオイが指名したロゼは見るからにひょろひょろ気弱な女の子。


ロゼ
「…よ、よろしく…お願いします…(涙)|||」ブルブルブル

アオイ
「おう!よろしく!」



受けた!!?|||



 ロゼは頼まれると断れない残念なスキル持ちな子だった。
 


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