068

ホノア
「よく守秘義務を守りましたね。それぞれの組織にはそれぞれにそういう情報があります。君たちも今のように突然問いかけられてもうっかり話してしまわないように気をつけてください」

修錬生達
『『はい』』

ホノア
「よろしい。ヤミについては以上の少ない情報になりますが、少ないからこそしっかりと覚えてください。もし、今の情報と違うものが現れた時それはヤミを解明する新たな手掛かりとなります。今のところで質問のある方は居ますか?」


 一通り修錬生を見回し、質問無しと判断したホノアは次へと進む。


ホノア
「次は聖樹について説明します。昔、僕達の先祖がこの地にたどり着いた頃の話までさかのぼります。当時、世界にヤミが出現を始めたのと同時に魔力の衰退も始まりました」


 昔の魔法遣い達は今では想像も出来ない魔法、天候を操作したり、異界から魔物を召喚したりなどの大掛かりなものを扱っていたと言われています。

 その為、ヤミの出現が始まった頃はある程度対抗が出来ていました。しかし魔力の衰退が進につれて均衡を保っていたバランスは崩れヤミが数を増やしていきました。

 世界中でヤミが増殖し、全ての生物が逃げ場を無くし、著しく数を減らした時、一部の人がヤミの近寄らないエリアがあることを発見します。
 


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