065

ホノア
「ですが、このクラスには知っていて当然の事が当然ではない方が居ます。それに改めて復習をするという事は他のクラスよりも深く知識を理解するという事です。よって、他のクラスよりも何歩も有利になるのですよ?」

修錬生
「はぁ…」

ホノア
「…そうですね。では、復習の前に彼女の話をしましょうか」

修錬生
「彼女?」

ホノア
「アオイ・ベルジュさん。こちらに出て来てください」

アオイ
「?うん」カタン…


 手招きされるままにホノアの元へと向かう。アオイはホノアの隣に立たされ、ホノアはアオイの話を始めた―。

―――――――
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―――――
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――


ホノア
「…と、いう訳ですので。彼女に聖都の知識をしっかりと覚えてもらう必要があります。そうしなければその先を講義する事など出来ません。ひとまずこれで納得していただけますか?」

修錬生
「…わ、かりました…」ボーゼン…



しーん…。



 静まり返る講堂。


 まさか伝説の登場人物(?)と一緒に講習を受ける事になるとは…。


 誰もが「まさか…」と目の前の、同い年であろうアオイを見つめて時を止めた。
 


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