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方向感覚が無くなる程真っ白で変わり映えのない長い廊下をひたすら歩いてやっと部屋へと通される。
シュロット
「失礼します。シグレ様とアオイ様をお連れしました」
ルイズ
「あ!やっほ〜!いらっしゃい!シグレ君、アオイちゃん!」ニコーッ
いつもと変わらないルイズが満面の笑みで手を振る。
アオイ
「あれ?ルイズは七不思議じゃない??」
シュロット
「ルイズ様はもう長い事聖域に居られますので美化現象が常習化しているんです」
アオイ
「!?」
ルイズ
「そうなんですよ。僕はもう美化が解けないんです」アハハ
いやぁ参りました、と苦笑いで頬をかくルイズ。久々に実家に帰ろうものならちょっとした騒ぎになるらしい。
ルイズ
「それじゃあ、アオイちゃんの生まれた町を探しに行きましょうか」
アオイ
「どーやって探すんだ?」
ルイズ
「聖樹の地下にある水鏡を使うんです」
アオイ
「水鏡?」
ルイズ
「はい。普段は僕と導師しか入れない場所なのでとーっても貴重な体験が出来ますよ」
さ、行きましょう、とルイズに連れられて地下へと向かう。シュロットとはここで別れた。
また長い廊下をひたすら歩いて、今度は聖樹のそびえる中庭へと案内される。
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