はじまりー005
湊人
「…京也が一位で美鈴が二位…」ポツリ…
美鈴
「喧嘩売ってるの?」ジロリ
湊人
「Σ!? っち、違う!!;;;」
美鈴
「とりあえず。明日からは遅くても8時には登校して来なさいよ」
湊人
「Σはっや!!;;;」ガビンッ
美鈴
「生活態度の改善。8時に来るだけでいいから」
湊人
「…明日からは京也とのゲームが」アノ…
美鈴
「あっちは学力の改善。京也と一緒に居たいのなら気張りなさい。もし、8時過ぎて登校したら翌日の昼食は…言わなくてもわかるわね?」
湊人
「…ハ、ハイ…((((゜Д゜||||))))」サァァァ…|||
有無を言わさぬ圧にイエス以外の答えは有り得なかった。
それから一週間の時が経った放課後。京也と湊人は屋上に居た。
ゲームの結果発表である。美鈴との約束はまぁどうにかクリア出来ていた。が…。
京也
「……見事全部30点以下だね」
京也の手には先週一週間の小テストたち…。結果は全部アウト…。
京也
「湊人」
湊人
「…っ」ビクッ
京也
「罰ゲームだよ」
湊人
「! きょ、う…や?」
罰ゲームが何かを聞かされずにいた湊人は焦って怖くて顔を上げた。その顔に京也の顔が重なる。
…え…。
湊人
「……」
京也
「…キス」
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