下書き@@ー006

 そんな美鈴はきちんと切り揃えられた清潔感のあるさらさらボブヘアーと凛とした目元に少しレンズ幅の狭いノンフレームメガネ、桜色の唇と口元にホクロ。華道、茶道はもちろん様々な習い事を網羅している上にこちらも文武両道ときた。

 《立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花》と讃えられ普通クラスの女神と呼ばれている。
 部活動には参加せず、図書委員と風紀委員を掛け持ちしている。成績は特進クラスの生徒を抑えて常に2位(トップはいつも京也に持ってかれる…)を維持のスーパー女子高校生である。


 そしてそんな高嶺の花な二人と肩を並べるのが…。


生徒指導担当
「…この間も注意したでしょう?その金髪とピアスをすぐにやめなさい」


 只今生徒指導室にてお説教されている【石田 湊人(いしだ みなと)】である。

 ただでさえ狭い生徒指導室なのにかなりの近距離でガミガミど説教する生徒指導の教師。


湊人
「だーかーら〜。髪は地毛で脱色してませんから。ピアスだってオレが開けたわけじゃないって、何回説明すれば信じてくれんすか〜…」ウンザリ…

生徒指導担当
「石田君…。いい加減にしなさいよ?」

湊人
「…」



なんで信じてくんねーのかな…。



 


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